パンダって怠惰なヤツらだと思いません?
パンダがかわゆいということに関してとくに異議があるわけではないけれど、それ以上に、なんというか怠惰な感じがなんともいえずいいなぁ。落下・転落・転倒のいずれにおいても怠惰ってふうに見えませんかね? 落下・転落・転倒といえば、それなりに緊急事態なのであって、もちっとジタバタして見せてくれたって良さそうなものなのに(^_^;)。
海外の動物園、とくにアメリカのですかね、YouTubeでの映像公開を頻繁に行っているところってそれなりの数あるのがうれしい。YouTubeで「zoo」をチャンネル検索してみると、ざっと390万件ものチャンネルが存在していることがわかる。とてもそのすべてをフォロー出来ないけれど、テケトーに公開ヴィデオ数の多いところを選んで登録しておくと、まず飽きずにそれだけでも YouTubeライフみたいなものを満喫出来てしまいそうだ。
たとえば、The Cincinnati Zoo & Botanical Gardenの YouTubeチャンネルなど、さしあたりのお薦めになるだろうか。元々カバは苦手だったのだけれど、この動物園の今は Fionaと呼ばれている子どもカバがすっかり好きになってしまった(cf. 「Premature Hippo Baby at the Cincinnati Zoo」(The Cincinnati Zoo & Botanical Garden、YouTube))*1。まだ生まれて間もない頃の映像を見たときも、それほどかわいい生き物とも見えなかったのが、しょっちゅう公開されるヴィデオを見ているうちにどんどん愛着が増してゆくという、近年味わったことのない気分を経験したというところか。
残念なのは本邦の動物園映像が少ないこと。あっても上のパンダ映像みたいな見せる工夫がなかなか見当たらないこと。今の動物園には、無料の、しかし工夫を凝らした映像をホイホイ公開するようなゆとりはないのかな。動物園に金をかけるほどのゆとりを社会が失っているのかな、とついつい余計なことを考えてしまうのはアレなのだけれど。
ヒトという生き物もよくわからないケッタイなヤツらだと思うが、その他の生き物もケッタイでよくわからない。わからない点は同じだが、眺めているぶんにはヒトほど不愉快な思いを味わわなくて済むというところは、その他の生き物のエラいところだな。
なのに、動物園の動物たちとなるとどうも擬人的に捉えるというシキタリみたいなのがヒトにあるのはいけませんね。
擬人化路線まっしぐら。「いけませんね」などといいつつ、結構なお気に入り。
歌詞は「At The Zoo」(The Paul Simon Official Site)で確認出来る。
*1: 再生リスト。公開された中から選ばれたものっぽい。新しいものから古いものへの順になっている。