還暦

 《これが人生か、ぢゃ、もういっちょ》(ニーチェ)だわね(違

 

 60歳を還暦、つまり人生の折り返し地点としたのはどういうアレなんだろう。

 最近の報道だとヒト個体の寿命の限界がだいたい120歳あたり、後は少々医学医療保健衛生その他アレコレが進歩しても伸びる心配はないらしい。生物学的には、だからして60歳を還暦としたのは正しかったということになるのか。ヒトの生物学的基準で考えて正しいのはいいとして、実際的還暦ならばすでに20年少々だかそこいら以前に、うっかりうかうか無自覚に過ごしてしまったことに今さらながら気づかないわけにもいかず、ジタバタ醜態を晒し始めるにも都合のいい年齢なのかもしれない。というような余計なことをついつい考え始めてしまう。

 どこで読んだか忘れちゃったのだけれど、そのどこだかの調査によると60前後がそのヒト個体の寿命の中では一番謙虚になっている傾向があるとかなんとかなのだそうな。周囲を見回すかぎりにおいて、もしそれがホントウならコイツら若い時分にはどれほどの傲岸不遜、天上天下唯我独尊の輩だったのか想像を超えておるわとしか思えないような気もするけれど、我が事としてはそういうこともひょっとするとあるのかもしれないと思わないでもない\(^o^)/。謙虚になったからといって他人様ひとさまからの助言を有難く承るようなタマぢゃぁございませんが、変な自尊心で突っ張ってカッコをつけるよりは、己の程度を謙虚にわきまえて醜態を怖れず今しばらくジタバタし続けるより他ありませんかね、とかなんとか。

 と、そんなこんなで、先月28日で還暦を迎えちゃいましたとさ\(^o^)/。

 

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 ライブツアーからの引退は昨年のこととして、今年始めにはThe Late Show with Stephen Colbert に出演したしhatebu、この夏にはチャリティー・ライブを行う(cf. Paul Simon to donate festival proceeds to environmental orgs | The Sacramento Beehatebu)とかで、なかなかくたばらない教祖様、真の決定版伝記の完成はまだ当分は先のことなのかもしれないしなぁ。

 翻訳を企んでいる出版社さんはさっさと名乗りを挙げていただきたいものである。ぶ~。