10月の夜空/10月の星空情報・天文現象 - 国立天文台その他

 JPLの更新を待っていたらすっかり遅くなってしまった。待っていたつもりが実は更新の見落としだったという為体。いやはや、やれやれ\(^o^)/。

 今回もあっさりしているなぁ。

 タイトルぢゃぁ「!?」付で流星群を取り上げながら、実は「流星が見られたら運がいい」なんて具合だと普段と変わりがないんぢゃないかしらね^^;。

 そこいらへん、

実は流星群は小規模なものも含めると年間に100以上も存在しているのです。
今月の3つの流星群は、いずれも「流星が見られたら運がいい」くらいの気持ちで夜空を見上げるとよいかもしれません。

YouTubeの再生ページ概説欄

とのこと。流星群の数がそれほどあるってあたりは、ヴィデオ中でも触れておいてよかったんぢゃないかしらね。このへんの詳細は、「3つの小流星群が極大(2019年10月)」(国立天文台(NAOJ)) hatena bookmarkを参照のこと。

 あと、「月が木星、土星に接近(2019年10月)」(国立天文台(NAOJ)) hatena bookmarkもヴィデオで触れられても良かったんぢゃないかなぁ。何か考えがあって紹介されなかったのかもしれないけれど。

 

 ヒトと話していて時折感じることなのだけれど、月の満ち欠けのメカニズムや「上弦」「下弦」の意味を十全には理解していないヒトって、歳喰っていても案外多いんぢゃないかな。一度そのへんを解説しておいてもバチは当たらないかもしれない。解説ヴィデオを作っておけば、以降は「詳細はそちらを参照」で済ませられる*1。そういう夜空基礎教養篇みたいな短いヤツがたくさんあれば、それを利用した教材や解説のブログなんかが出て来やすくもなる。そういうの、天文ファンの裾野を広げる努力として有効なんぢゃないか。というようなあたり、素人の憶測ですかね。あるいは、そういうヤツは国立天文台の仕事としてはアレかしらね。う~ん。

 「東京の星空・カレンダー・惑星(2019年10月)」(国立天文台(NAOJ)) hatena bookmarkなんてページがあるのね。これまた知らなんだ\(^o^)/。概要欄あたりからリンクでもしておいてくれりゃぁいいのにぃ。ぶー。ちなみに東京以外の詳細は、「今日のほしぞら」(国立天文台暦計算室) hatena bookmarkを利用するといい感じ。こういうのは屋外でタブレット端末から利用できると良さげだわね。

 

 毎度ていねいな星座(constellations)案内。

 アンドロメダ星雲と衝突合体する40億年先の未来、人類以降の地球上の生物たちってのはどんな具合になっているんだろうか。仮に知的生命体が生き延びていたとして、私たちヒトの遺した文明・文化は引き継がれているんだろうか。私たちの銀河とアンドロメダ星雲との衝突を、その生命体たちはどんなふうに眺めるんだろう。それとも案外現在の生物たちはみな進化のどん詰まりに位置していて、これから先太陽系が滅びるまでの50億年(だっけか?)、ずっと退屈しながら今と同じようなすったもんだを繰り返し続けることになるんだろうか。そういう退屈な生活の中ではアンドロメダとの衝突も、茶の間のテレビだかその後継の何だかでのんびり鑑賞されてしまうんだろうか。そういうアレコレ要らぬことを考え出すといくらでも時間が過ぎてしまう。

 といっても、それだって50億年、40億年は愚か、どうがんばっても後たかだか数十年を超えることのない月日。う~、切ないのぉ\(^o^)/

 採録シナリオ(PDF)⇒Tonights-Sky-transcript-Constellations-October.pdf hatena bookmark

 

 3日公開。テレっと見落としていた。おかげで、5日の「国際月観測の日(?)」はすでに手遅れ。あらま。おまけに、海王星冥王星も実家界隈からはどうも見えないようだしなぁ。なんかしら、ぶ~、だわ\(^o^)/

 あと、もちっとゆっくり喋ってくれるとありがたいなぁ\(^o^)/。自動生成英語字幕は利用できるけれど、字幕、こちらが読む前にホイホイ先に進んぢゃうぢゃないですか\(^o^)/。

 関連資料ページ⇒What's Up Video: October 2019 Skywatching Tips from NASA | NASA Solar System Exploration hatena bookmark

 

 

驚異の未来生物: 人類が消えた1000万年後の世界
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 1000万年後。

 

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 5000万年後。僕はまだ見たことがないのだけれど、児童書版もある。

 

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 2億年後。

 

 たぶん、どの予想もピタリと当たることなどないに決っているのだけれど、妄想の手引書にはなるわさぁね\(^o^)/。

 しかしなぁ、『驚異の未来生物』みたいに比較的近い未来ということで既存の生物を手がかりにしちゃうのはとりあえず善しとして、そのへんを超えた未来の生き物を想像する場合でも現在の生物、就中目にすることの多い生物を離れた想像を巡らすのは、異星の生き物を想像するのとほとんど同様のむずかしさがあるものなんだなと感じないわけにはいかない。そのあたりってのは、ご専門の向きでも結構似たようなものなのね。う~ん。

 

*1: テキストによる説明ならば、すでに「こよみ用語解説」(国立天文台暦計算室) hatena bookmarkがある。月の満ち欠け、上弦・下弦については、「こよみ用語解説 月のあれこれ」(国立天文台暦計算室) hatena bookmarkで簡単に説明されている。とはいえ、こういうの、E-TV風動画を使った説明のほうが絶対頭に良く入るはず。ここにあるテキストと図による説明ですぐピンとくるヒトって一般人の中だと結構少ないんぢゃないかなぁ。