堺市中区、雨降り日記その3(仮)

 最新のものを2つだけ挙げてみる。「堺市中区、雨降り日記その2(仮)」で取り上げたものに続くtweetsを全部取り上げるとやたらと長いエントリになっちゃうもんね。というわけで、続きはリストに。

 リストだけでも充分無駄に長いかぁ\(^o^)/。欠落が出て来たのは少々飽きが兆して面倒臭くなってきたからかな\(^o^)/\(^o^)/。

 それにしても、中区の雨雲出現率の高さ、僕のような素人の目には異様なものに思える。たぶん熱帯雨林のような高湿度な地域であればこういう現象は珍しくないのかもしれないと想像はするけれど、この日本でとなるとレアなんぢゃないだろうか。8月の湿度の高い時期ばかりではなく、このところの湿度低下著しい時期になっても続くとなるとなぁ。

 このあたり、実際に現地で何が起きているのか確認してみたい気持ちが湧いて来ないでもない。けれど、ほとんど毎日雨雲が出現するといっても、正確に同じ時間帯同じ地域で出現するわけでもない。現地に住んでいない人間には、そもそも毎日朝早くから現地に赴いて、ナウキャストによる雨雲発生箇所でなにがしかの現象を確認するのは困難。というあたりで、諦めている。

 しかし、そのあたり、実はかえって地元原住民のお子さんの夏休みの*1自由研究テーマにふさわしいものになるかもしれない。校区内での友だちネットワークを活かせば、日々の多少の発生地域のズレにも対応できるかもしれないし。ちゃんと考えてのアレぢゃないけれど、アレコレ出来ることはありそうな。地元ネタの研究って、たいていもうそれだけでオリジナルな感じが漂っていて、割とポイント高めなんぢゃないか。

 

 加えてしばらく以前から光明池からほんの少し北東によったあたり(西区)でも、中区ほどの頻度はないもののやはりそれなりの頻度で雨雲が発生していることに気づいた。光明池も溜池なので、溜池と雨雲発生のかかわりがあるのではないかという考えが改めて浮かんでも来るのだけれど、美原区や東区の一部その他の溜池の多そうな地域では中区や光明池北東部のような雨雲発生は見られないことに変わりはない。

 代わりに、というわけでもないが、雨雲発生とは関係ない話を一つ。光明池は溜池ではあるのだが、府下の溜池中では規模が久米田池(岸和田市)、狭山池(大阪狭山市*2に次いで大きい。久米田池が天平の竣工、狭山池ははっきりしないながらも、飛鳥時代の竣工との話もある古いものであるのに対して、光明池は1936(昭和11)年とグッと新しい。というあたりは、「光明池」(Wikipedia)を見れば誰でもわかる話か^^;。というわけで面倒な説明はこれを省く。ただちょっとおもしろいかもと思ったのが、ウィキpの項目ページ左コラムの他言語版からたどれる「Kōmyō Ike」(Wikipedia)、セブアノ語版ページの項目の存在だ。セブアノ語はフィリピンの地方言語でところによってはタガログ語よりも話者は多いのだそうな。そこいらへんはとりあえず「セブアノ語」(Wikipedia)を参照されたし。

 で、そのセブアノ語版の項目ページ、何分完璧に知らない言葉で書かれているものだから何が書かれているのか正確にはわかりっこないのだけれど、日本語版とはずいぶん性格の異なる話題が扱われているように見える。大雑把にいえば、日本語版では光明池に関する文科系的記述、セブアノ語版では理科系的記述が中心になっているみたいだ。日本語版は光明池の沿革が中心、セブアノ語版は光明池に関する規模データや気象との関わり(?)が主たる話題になっている。セブアノ語版ではNASAから引いてきたデータなんかも登場する。こうした記述が中心になるのは、ひょっとすると、セブアノ話者で地元の農業関係者さんか関係研究者さん、地元の農地の灌漑という実用目的のために日本の溜池について研究している方がいらしたりするってことなんだろうか。

 

立ち読み課題図書、その他

〈敵〉と呼ばれても

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 過去にとどまらず、ということか。

 

音楽の危機-《第九》が歌えなくなった日 (中公新書)
 

 春のロックアウトの折など、ドイツであっても音楽ホールの閉鎖はずいぶん長く続いていたような記憶がある。まして日本となると……ということはあるんだろうな。

 

日本印刷文化史

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 印刷博物館編集とのこと。印刷物博物館、印刷物に興味のある東京のヒトならぜひとも訪うべき。アクセスが微妙なのだけれど、そのぶん客は少ないことが多く、落ち着いて時間を過ごせる(今現在どうなのかは責任持てないけれど)。

 

高畠聡アニメーション精密背景原図集

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*1: というか「自由」研究ってなぐらいなんだから夏休みでなくったってかまやしないはずだよね。

*2: 池そのものはほとんど写っていないのだけれど、何かのついでにcf. 「所用の道すがら/狭山池周辺の開花具合」