折々のリンク/IN CASE OF WAR

 戦争が始まったからと鳩を飛ばしたとして何が確認できるのか。鳩が戻って来ないからといって戦争が終わったとは限らない。流れ弾に当たってどこかに落っこっちゃっただけかもしれない。だいたいノアの鳩にしたところで、方舟に戻って来ないのは帰巣本能的にどうなんだというアレもあるのだけれど。気が利いているふうに見えて、考えてみるとよくわからないぞ。うー。

 作者さんはYücel Türkoğluhatebuフリーランスのデザイナーさんなのだそうな。

 

 どうせなら、戦争になる前にどうにかするに如かずに決っているのだけれど、「North Korea's 'Super-Mighty Pre-Emptive Strike' More Likely To Come From U.S. After Pence Leaves Region」(The Huffington Post)hatebuなんぞという危うい話もあって、はてさてどうしたものか。

 いざ核だかサリンだかを積んだミサイルが飛んで来ると判明したとして、老母を連れて速やかに逃げ込めるような安全な場所など、実家界隈にはない。不安に思ってジタバタしても始まらない。こういう緊張が解けるか、盛大な破局を迎えるかするまでは、せいぜいうまいものでも喰って過ごしましょうかね、問題はうまいものを腹いっぱい喰うだけの備え蓄えがないことですかね、というようなウチと似たり寄ったりの対処が関の山というヒトビトはさほど少数派でもないのではないか。

 対外的な緊張が高まれば、国家の親分の支持率が上がるのはどこの国でも似たり寄ったりだし、ついでに疑獄の件も有耶無耶にする絶好のチャンスともなれば*1、目出度さのあまりうっかり芸人さんたちを引き連れて花見の一つもしたくなるというのは人情として理解できないわけでもないのだが、それにしても、

というようなご発言をなさっているようでは、これまたついうっかり首相も大変なお仕事でございますわねと思ってしまうような人情の一つや二つ消し飛んでしまっても、それはそれで致し方のないことではないか。そうなってくると、

というようなことの経緯ばかりが際立つことになって*2、せめて石破くらいにとっとと席を譲ってくれんかなぁ*3、というようなことを考えていることに、ふと気がついて憂鬱になってしまう今日この頃ですね┐(´д`)┌ヤレヤレ。

 

 まぁそういうことなんでしょうか。

 

 その他、12~22日のアレコレは、以下からどうぞ。

 

立ち読み課題図書、その他

東京 下町山の手 (ちくま学芸文庫)

東京 下町山の手 (ちくま学芸文庫)

 

 アウ太郎くんと呑んだ帰路に紛失して長らく縁のなかった講談社学術文庫版の本書、近所の古本屋にてちくま文庫版にて改めて落手。ノロノロと読んでいる。読み進めるほど、これは東京にいるときに読んでおくべきだったと感じること頻り。

作家的覚書 (岩波新書)

作家的覚書 (岩波新書)

 

 未見。高村 薫モノということで。さすがに高村モノともなれば、ご近所新本屋でも御目文字叶うかな。

*1: 「宮本たけし議員『森友問題』国土交通委員会」(YouTube)hatebu、とくに33分目あたりから始まる共産党宮本議員と佐川理財局長との遣り取りの絶望的な滑稽あたり、じっくりと味わわれるがよろしい。どこかの法務大臣ほどではないにせよ、こんな答弁しかなされなくてご自身で情けなくなりゃしないもんなんですかね、理財局長さんってば。

*2: ただし、NHKニュースのウェブページは今回の記事に限らず、割とさっさと削除されるのが通例であって、今回特別な処置として不都合の隠蔽のために削除されたというわけではないんぢゃないかな。

*3:cf. 「やっぱり狙いはポスト安倍首相ですか?石破茂さんの答えは……」(BuzzFeed News)hatebu