天下のReutersもひっかかっていたというわけか。
同社(引用者註:フォルクスワーゲン米国子会社)は29日、社名変更についてのプレスリリースを一時的に公開。各ソーシャルメディアのページを「ボルツワーゲン・オブ・アメリカ」の社名で刷新し、新社名は「e-モビリティへの未来志向の投資」を示すものだと説明した。プレスリリースはメディア各社により広く報じられた。
この発表についてはエープリルフールのジョークではないかとの臆測が飛び交った一方で、米証券会社ウェドブッシュ・セキュリティーズ(Wedbush Securities)は発表を真に受け、電気自動車分野での「本気度」を示すものだと指摘。だがフォルクスワーゲン米国子会社の広報担当者は電子メールで、社名変更はジョークだったことを認めた。
成長が期待されるEV関連ニュースとして投資家が鋭く反応し、VWの株価は一時、大幅に上昇した。
うそに振り回された形となったメディアの一部は、株価操作に当たる行為として米証券取引委員会が問題視すべきだと訴えた。
エイプリルフールのフライングが最大の原因とはいえ、株価が動くほどひっかかったヒトたちがいたとはどういうことか。ロイターのような大手メディアやら証券会社やらまで騙されるとなると、業界事情を一般人よりもなにほどかよく知っているはずの立場にある者としてはかなり恥ずかしいことのように思える。あるいは、日本で漠然と想像する以上に、アメリカでは電気自動車開発が切実な課題になっているがゆえと考えるべきなんだろうか。そのへんの注力ぶりをアピールするには、名のある企業が伝統的なコーポレートアイデンティティへの変更も辞さないだろうと考えるのに抵抗がないくらいに。
当たり外れはとにかくとして、たぶん、後者だと思いなしておくくらいがいいんだろうな。うーん。
ふろく
エイプリルフールにフライングと来ると、思い起こすのは……。
2008年のBBCによる四月馬鹿ネタと翌日公開されたメイキング動画。
もう干支が一回りしちゃったのだけれど、これを超える仕上がりの美しいネット上の四月馬鹿ネタは未だ現れていないんぢゃないかなぁ。故テリー・ジョーンズ(Terry Jones)*2の声の上げ方と吐く息が白くない点を除けば*3、よくできたネタ映像。
YouTubeは2005年の開設だから、2008年はまだ四月馬鹿ネタ公開の場として、今日ほど用いられていたわけではない。そういう時期に、よくこれだけの完成度を誇る作品が現れたもんだと感心しちゃうなぁ。
と、それ以上云うべきこともないのだけれど、最近のお若い方には、このあたりは大昔の出来事になっちゃっていてご存知ないことも増えてきたみたい。せっかく「Flying penguin hoax」(Wikipedia)*4っと、ウィキpの項目にさえ顔を出しているのだから、これくらい知っていてもバチは当たらないんぢゃないですかね、ということでまぁ御紹介までm(_ _)m。
立ち読み課題図書、その他
不勉強で済ませてきちゃったことが多すぎるってなあたり痛感する今日この頃だわん\(^o^)/
貧乏人割引キボンヌ、もしくは( ゚д゚)クレッ!