3Dなものに3Dな映像を投影するというアイディア/TOYOTA UK

via. 「トヨタすごい!3D投影システムを利用してゲリライベントを開催!!」(フィストリア)hatebu

 テレビCMぢゃなくて、現場で3Dプロジェクタを使ってみせたイヴェントの様子を撮影したヴィデオなんだそうな*1。そういう説明をしなければ、今では何ということもないCGを使ったCMか何かに見えてしまう。けれど、これ、とくに冒頭の車のちょっとした変形なんて、直にこういうふうなのが見られるとなると、なかなかスゴイ見物なんぢゃないかしら?

 以下はメイキング。まぁ英語でしゃべられても何云うてはるんかよおわかりませんけどね。

 こんな狭い場所でのイヴェントでのアピール、YouTubeみたいなもんがなかったら、この程度の車のためには過剰なものってことになってたかもなぁ。YouTubeみたいな安上がりの媒体で公開するなら、小規模のイヴェントでも、それなりの広告効果を上げるだろうと踏んでのことか、とは素人の推測。車自体の見かけが必ずしも先進的なイメージを担えるようなデザインでないぶん、こうしたイメージを付加するためのイヴェントやCMが必要になってくるってことなんだろうか? そういうことだってあっておかしくないような気がする。

 でも確かめてみると普通に放映されているCMのほうは先進的って感じでもないみたい(^_^;。どちらかといえば、お買い得ですよ、っていうコマーシャル。オーリスはなんだかんだ云って結局カローラなのだというのがよくわかる。

 イヴェントとテレビCMとでは、アピールしたい層が違うってことなんだろうか。YouTube経由のCMのための先進的なイメージを売るイヴェント、地味な節約効果をアピールするテレビCM。ネットユーザと一般消費者の間に何がしかの階層差を見ての二刀流? ま、そこいらへんの事情は、業界関係者でも自動車に趣味があるわけでもない僕にはどうでもいいことだけれど、例によって例のごとく、何となく気になっちゃったのだった。

 

 まぁそんなことはさておき、件のイヴェント間近で見てみたかったよなぁ。うー。

 

 日本のプロジェクション・マッピングはやっぱり2012年のコイツ以降だわね、今(2019年)の目から見ると。

 

*1:【復旧時註】今ならヴィデオのタイトル中にもある「3Dプロジェクション・マッピング」の一言でホイホイなんだろうけれど、当時はそんな言葉、日本語圏域ではほとんど用いられていなかった。ポピュラーになったのは、やっぱり2012年の東京駅でのプロジェクション・マッピング・イヴェント以降ぢゃないかしら。cf. TOKYO STATION VISION 東京駅プロジェクションマッピング - YouTubehatebu。これ、今見ても良く出来ているんぢゃないかしら。