本日のクジャクチョウ/Butterfly fails to faze flautist
こういうことってあるものなのね。
もうすでにアチコチで3日前くらいから取り上げられているみたいだけれど*1、まぁおもしろい話だからいいぢゃないか*2*3。しかし、このハプニングも最終結果には大きな影響を及ぼすことなく、2位に入賞、めでたし、めでたし*4。「Watch A Sweet Little Butterfly Nearly Crush A Woman's Hopes And Dreams」(NPR) の見出しはわかるけれど、ホントについている/ついていないは紙一重ってことなんだろうか。いやいや、ピンチを乗り切る度量みたいなものを太田氏が持っていたということか。
ちなみに1位はスイスのSébastian Jacot、3位は韓国のYaeram Park(박예람)。1位、3位の演奏の様子はネットにあがっていない。ということは、蝶々のハプニング、幸江氏にとって世界に一層名を知られるいい機会になったということかもなぁ。
演奏なさっているのはピエール・サンカン *5の「フルートとピアノのためのソナチネ(1946年)」。全曲はいろいろ YouTubeでも聴ける*6。かわいい作品、作曲者さん、いずれも知らなかったけれど、悪くない感じ。だれの演奏がいいんだろうか。
*2: 詳しく取り上げている日本語ページのネタ元はどちらさんも、「Watch A Sweet Little Butterfly Nearly Crush A Woman's Hopes And Dreams」(NPR) みたいだ。というわけで、詳しくはそちらを(^_^;)。記事によると、この蝶は Peacock butterflyというのださうな。《when butterflies land on people, it's usually because they are looking for salty water to drink》なんて書いてあるから、うーん、汗を吸いにやって来たということなんだろうか。「Aglais io」(Wikipedia) や「クジャクチョウ」(Wikipedia) にはそういう習性に触れた記述は見当たらなかった。昆虫一般に見られる習性だから特筆に値せずということなのかな? しかしなぁ、「クジャクチョウ」なんて言葉に出会うのは ケストナー『飛ぶ教室』 以来ぢゃないか。本物って未だに見たことないんだよなぁ。
*3: ちなみにコンクール御本家ページでも、上のヴィデオがネット上で話題になったことが取り上げられている。cf. 「Media researcher: Why the butterfly clip is wowing people」(Carl Nielsen 2014)。《It contains everything it takes for people to like it. Lovely music, a beautiful butterfly, and a pretty woman in a highly aesthetic setting》とはなるほど。/【復旧時註】残念ながら削除された模様。
*4:cf. Carl Nielsen 2014 | DR/【復旧時註】これもすでに削除された模様。
*6:cf. YouTubeでの検索結果(pierre sancan sonatine for flute and piano - YouTube)