本日のドローン/Amazon Prime Air

 Amazon の YouTube チャンネル はてなブックマーク - amazon - YouTubeから。

 アマゾンがドローンによる宅配を考えていることは、もうすでに知られている。でも、以前公開されたヴィデオに出ていたドローンは、普通のマルチコプターに毛の生えたようなヤツに過ぎなかった。ところが日本時間的には今日午前公開されたヴィデオのこれ、なかなかぢゃないか。商品のボックスを収納しカスタマーの庭先に置いてゆくその様は、サンダーバード2号を連想させるもの。

20151130113310

 全体のデザインは、サンダーバード2号というよりも、『サンダーバード6号』に登場したスカイシップ1号に似ていなくもないものだけれど、

20151130113311

商品を格納し、

20151130113313

目的地に降ろしてゆくところは、まさにサンダーバード2号ぢゃないか。

 目的地への飛行も自動化されているし、最終的な商品の置き場所も「Amazon」のAマークのシートで正確に指定できる。これはかなりのものぢゃないか。ヴィデオを信用するなら商品を抱えての飛行から荷降ろしまで、シミュレーションの類ではなく実際に飛ばしてみた映像だというのだから、結構実用化も遠くないというところなのだろう。

 詳細は、「Amazon Prime Air」(amazon.com) はてなブックマーク - Amazon Prime Airを参照されたし。ハイレゾのヴィデオ類のダウンロードも出来るようになっている。

 

 ここまで来ると、ドローンの応用/悪用の道はまた広がったという感じなんだろうなぁ。Aマークのシートは目標物の画像に置き換えることが出来るだろう。もちろん、被災遠隔地への救援物資の搬送というような方途も出て来るけれど、一方でたとえば爆発物を標的に正確に設置するというような使い道は簡単に思いつけてしまう。赤外線で標的が認識できるなら、夜陰に乗じて時限爆発物を然々の場所へ……ってなことにも使えちゃうんだろう。

 別にドローンに限った話ではないけれど、技術の進展ってなもんは面倒臭いものでございますね、と毎度勝手な妄想に耽ってしまったぞい。

 

世界ドローン総覧

世界ドローン総覧

 

 う、《この本は現在お取り扱いできません》か。

Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2015年 6/16 号 [ドローンの時代]

Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2015年 6/16 号 [ドローンの時代]