写真はイメージです/Iconic Images of 2015
ODN の YouTube チャンネル から。Getty Images *1が発表した、2015年を象徴するイメージ(most iconic images of 2015)について。解説しているのはGetty Imagesのヒト。
報道されている事柄の意味とは関係なく、というか、報道の言葉と切り離されてしまうとどういう出来事に関わるイメージなのかわかんないんぢゃないかと思うけれど、いずれにしても
は、心に残るイメージになってますわねぇ。似たような絵画作品をどこかで見かけたような気がしないでもないけれど、写真となるとまた別の魅力があるようにも思える。
毎度のことながら、どんな陰惨も美しく撮れてしまうことへの蟠りが残るなぁ。どんな陰惨な中にあっても消えることのないヒトの life の輝きなのだとかなんとかテケトーな理屈を考えないでもないし、別にそういうことだってありはするかもね、と思わないでもないのだけれど。
個人的に今年を象徴する映像として頭に残っているのは、
だ。それ自体は悪いものでもないのだろうけれど、音楽がうるさいので音は切ってご覧になることをお薦めする。
ふっと、最後に眺める光景が視野一面のこうした廃墟であるような人生というものを想像する。間際の刹那、すでに世界などどこにも存在しない。
他の年の写真年鑑はもうマケプレものでも500円しない価格で売られているけれど、11年のものだけはそれなりの価格を保ったままだ。陰惨なイメージはそれだけ需要が多いということなのか。
ヒトの記憶のメカニズムでも厭な出来事はなかなか消えないらしい。もちろん、極端なものは無意識に封じ込めることがありもするのだけれど、心の奥底に刻みつけられたままであって消去されるというのとは異なる。そういうメカニズムを持っているというのはどういうことなんだろう。まぁ、僕が考えたってわかるわけないんですけどね。うー。
*1: gettyimages.comにアクセスしようとしても日本サイトに転送されちゃうので、ここいらへんの発表をちゃんと確認できない。ブラウザの設定かアクセスポイントかどちらかを判定してのことだと思うんだけれど、こういう糞ったれな転送は滅びればいいと思うなぁ。ぶー。「Video: Most iconic images of 2015 by Getty Images」(Telegraph) その他報道系サイトでも複数まったく同じITNのをソースにしたらしいヴィデオを挙げている。たぶん、Getty Imagesの本家サイトでこの件に触れていないはずはないと想像するんだがなぁ。ちなみにGetty Images の YouTube チャンネル では、この件に関する映像は上がっていない。