本日の備忘録/夜更かしさんはたいてい頭がいい、とかなんとか
遅寝遅起大事というお話。遅い就寝、遅い起床は、怠け者のルーズな生活スタイルではなく、ちょいと賢い人間のものなのですよっと。情報ソースは、一応画面左上に小主題ごとに表示されている。そこいらへん、実は確認していないのだけれど、なんとなくありそうな話ではある。
遅寝遅起がいかに我々にとって有益であるかを語る情報って、しかし、ここ数年、いろいろあったなぁ。全部振り返るのは面倒臭いから、今年去年あたりからテケトーに選んで少しばかり並べてみる。
- Keep the dream alive: why waking up later is good for us all | Life and style | The Guardian
- Researchers have found a surprisingly powerful effect of sleeping more - The Washington Post
遅寝遅起がよろしいという話ではなくて、睡眠時間が増えると年収も増えるというお話だけれど。
- 低所得者ほど睡眠時間は短くなる―米研究結果 - まぐまぐニュース!
上の補完みたいなアレですね。
- Late sleeper? Blame your genes. - Vox、YouTube
これ、実感としてよくわかる話。遺伝で夜型・朝型の別があるんだとすれば、朝型だけを優遇する社会は夜型ヘイト社会だといわなければならない。
- あなたの始業時間は早すぎるかもしれない | ライフハッカー[日本版]
社会はこのへんをよくよく考えてくれていいんぢゃないですかね。
- 朝型か夜型か?決めるのは遺伝子 研究 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
ライフハッカーの記事でも触れていたヤツ。
- Six myths about sleep: if you got up early to read this, you’re in trouble | Paul Kelley | Opinion | The Guardian
上のようなあれこれを目にした後だと、ことごとく「然り」。新たに気になってくるのは“Teenagers are lazy”のmythかな。朝型社会が少年少女の精神を蝕むというお話まで登場する。
こうした知見のもとに「高校生の半数が深夜0時以降の就寝、3割が『睡眠十分でない』」(リセマム)のような記事を目にすると、朝型社会的偏見によって分析が行われているみたいに見えて来なくもない。就寝時間が遅いから睡眠不足だというのではなく、起床時間が不当に早いからではないかと考えてみる必要があるかもしれないぢゃないか。
- 「早起き」すると寿命が縮む!オックスフォード大学の研究で判明~心筋梗塞、脳卒中、糖尿病のリスクが倍増(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)
見出しにある「オックスフォード大学の研究」とは、上の Guardianのオピニオンを書いてる Paul Kelleyの研究。
- 第24回 朝型勤務がダメな理由 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
夜型傾向を朝型にするのは、実は巷間語られるほどやさしくはない。《就寝時間が早起きの2時間分早まるのに3週間程度かかる。夜型が強い人はさらに長期間かかる》。朝型への生活スタイルの変更は早めに始めろとは、受験生に云ってきたもんだけれど、その通りの実践が気持ち良くスムーズに行われた験しは極めて少ない。このへん、しんどいだろうけれど、現実に行われる試験のスケジュールを考えると、しんどくたってがんばんなきゃしょうがないとしか云えないのがツラいところ。
老母と暮らしていて最も困るのは、自分のペースに合った睡眠の確保である。母の考える「普通の生活」スタイルに合わせると、午前中は頭を使う仕事に関してはほとんど棒に振らざるを得なくなってしまう。昼までには何とか頭も回り始めないでもないのだけれど、昼飯を喰らうともうウトウトしてしまうのは避けがたい。せめて後30分かそこいら、遅く起きて構わないということになればいいんだがなぁ。上のようなデータを示しても、「ネットで真実」の類は信じないという。実際には自分の生活スタイル以外は認めないという昔からのアレなんだろうけれど。まぁ、参りますね\(^o^)/
と、そんなこんなで、9 to 5の仕事なんてのは悉くブラック*1なんだと結構マジメに申し上げてみたいのだけれど、どうか。
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*1: 少なくとも世間の3割がそうだとかいう夜型人間にとっては。