ことばをめぐるよしなしごと

東京貼り紙・看板散歩/行頭インデントなし、段落分けなしってのが日本語の伝統的文章表記なのかもしれないがぁ、

むやみに他人様(ひとさま)の誤字にめくじらを立てるのは、アレなんだけれど、それでも子どもたちが日常的に接する、しかも自分たちの地元の(旧)地名にかかわるものということになると、これはやっぱり気になる。しかもこれ、昨日今日出来たもんぢゃない…

割鶏焉用牛刀/失われた牛刀を求めて

日頃当たり前に使っている言葉、いきなり自分の無知を思い知らされたとしか云いようがない。 twitterのTL上で、ふっと他人様の大仰な理屈を眺めて「鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いん」とつぶやいたところ、 @nean 「牛刀」って、わりと普通の包丁だったりするん…

来るべき文章讀本みたいなものをどう考える?

建設現場近く、小さな会社の入り口に貼られた東京スカイツリーの写真に添えられた説明文。たぶん、大林組のホームページとかからのコピーなんぢゃないかと思う。 何も細かな日本語のミスをあげつらおうというのではない。だって、たぶんスカイツリー見物にや…

正確であること、論理的であること、実証的であることが至上目的なわけぢゃぁない、よねぇ?

わかりやすい文章って、考えてみるとすごくむずかしい。知ったかぶりのために難しげな言葉を濫用するのは論外に決まってる。でもね、ってことはやっぱりある。ちゃんと事実を指摘して、理路もしっかり通っているってことはもちろん大切に決まってる。でも、…

年寄の清水

都バス車中で耳にした会話から。 「……だから思い切って投資しちゃえばいいんだよ、冷や水の舞台から飛び降りるつもりでさ」 耳に飛び込んで来たときには、何の話をしているのかさっぱりわからんかった(^_^;。何か、思いっ切り危うい感じのする話であることよ…

形容詞もそうだけれど、引用だって要注意

「When a writer can't find the nuance」(Manage Your Writing)*1で、先日亡くなった小説家ノーマン・メイラー(Norman Mailer)の言葉が紹介されている。 When a writer can't find the nuance of an experience, he usually loads up with adjectives. …

正確な曖昧/言葉の正確さはコンテクストとともに考えられるべきだ

「人力検索はてな」に文章細部の訂正への疑問が登場している。受け応えを見ながら、アレコレ自分なりに考えたのだけれど、こういう細部だけ取り出して訂正の正しさを考えるのは、そもそもどうなんだろう。細かい訂正をさんざに受けた質問者の気持ちはものす…

頭の体操としてのお世辞

"How To Give A Good Compliment"(Life Coaches)*1で、どういうお世辞が効果的かを扱っている。ここで語られていることは、独りお世辞のHow toというばかりでなく、人と人との日常的なコミュニケーションのあり方を考えさせるものになっているといっていい…